Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜 3,600mの標高に感謝。ボリーバル、貴重な勝利で勝ち点7に。
グループ2 第5節 ボリーバル 1-0 インデペンディエンテ・サンタ・フェ
コッパ・リベルタドーレスは、3月28日にグループ2の第5節が行われた。ボリビアの首都ラ・パスのエスターディオ・エルナンド・シーレスで行われた ボリーバル×インデペンディエンテ・サンタ・フェ は、MFカルメーロ・アングーロのゴールでボリーバルが勝利。勝ち点でグループ首位のインデペンディエンテ・サンタ・フェに並んだ。 試合は、ラ・パス特有の気候が勝敗に直結した。早い時間帯に先制点が欲しかったインデペンディエンテ・サンタ・フェは、開始早々から積極的にシュートを放っていくが、いくらシュートを打てどゴールを予感させるものはなく。そして、ゴールへの焦りとラ・パスの薄い酸素量によって彼らの足は徐々に止まっていく。そこから試合の主導権は徐々にボリーバルが握っていく。そして迎えた71分、コーナーキックからMFカルメーロ・アングーロが決めて先制したボリーバルが、1-0 で勝利した。 ボリーバルは、ホームの利を最大限に生かした。標高3,600mの薄い酸素に不慣れな相手が、試合が進むにつれて体力が消耗するのを最初から狙っていたかのように、序盤は相手に攻めさせ疲れさせていたのである。相手の足が止まってからピッチを広く使った攻撃を展開。勝ち点3を獲得すべく計画的に試合を進めた。試合巧者だった。 対するインデペンディエンテ・サンタ・フェは、ラ・パスの標高に苦しめられて最後まで試合に集中できなかった。体力のある序盤のうちにゴールを奪っておこうと開始から攻めたが、ゴールを奪えなかったことが悔やまれる。また、右サイドを積極的に使っていなかったのも敗因のひとつであろう。 写真; 71分、ゴールを決めたMFカルメーロ・アングーロ ( ボリーバル / 写真中央 ) 。
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