Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜 接戦を制したベレス、決勝トーナメント進出1番乗り!
グループ5 第4節 ベレス・サルスフィエール 4-3 ウニベルシターリオ
コッパ・リベルタドーレスは、3月14日にグループリーグ第2節が行われた。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスのエスターディオ・ホセ・アマルフィターニで行われたグループ5の ベレス・サルスフィエール×ウニベルシターリオ は、ベレスが壮絶な点の取り合いで勝利をおさめた。この勝利で勝ち点を12としたベレスはグループで2位以上が確定し、決勝トーナメント進出を果たした。 試合は、序盤から激しい点の奪い合いになった。キックオフ直後相手陣内に攻め込んだウニベルシターリオは、開始からわずか45秒でFWラファエル・マセラテッシのゴールで先制。ベレスも5分にDFマルセーロ・ブスタマンテが同点弾を決めたが、ウニベルシターリオはその2分後にFWガストン・サンゴイのゴールで再びリードを奪った。序盤、勢いで相手を圧倒したアウェイのウニベルシターリオは、22分にも追加点を決めて 3-1 とした。 ところが、ベレスは波状攻撃からMFダミアン・エスクデーロのゴールで42分に1点を返すと、前半ロスタイムにFWマウロ・サラーテもゴールを決めて、同点に追いついた。こうなれば流れはベレスに。3-3 のまま迎えた87分にMFダミアン・エスクデーロが決勝点となるゴールを右足で決めて勝利を呼び寄せた。 ベレス・サルスフィエールは、この日FWローランド・サラーテをベンチに置くなど、主力5人を温存して試合に臨んだ。試合感のない選手が周囲との連携に戸惑い、序盤はそこを相手につけ込まれて3失点を喫した。だが、時間が経つにつれて問題点は修正されていった。短時間で修正できる点をみても、近年のベレスの安定した強さの片鱗を垣間見ることができた。 フィールドの中央ではMFダミアン・エスクデーロが奮闘し、FWローランド・サラーテの弟であるマウロ・サラーテもゴールを決めるなど、終わってみれば順当な結果に落ち着いたこの試合。これでベレスはグループリーグ2試合を残して2位以下との勝ち点差を8とし、グループリーグ突破が確実となった。昨年以上に安定している今年のベレスは、きっと優勝争いの一角を担うであろう。 写真; 前半ロスタイムに同点弾を決めたFWマウロ・サラーテ ( ベレス / 写真右 ) 。
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