Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜 モンテネグロに酔う90分。リーベル、格下相手に難なく快勝!
グループ8 第3節 リーベル・プレート 4-1 パウリスタ
コッパ・リベルタドーレスは、3月16日にグループリーグ第3節が行われた。アルゼンチンはブエノスアイレスのエル・モニュメンタルで行われた リーベル・プレート×パウリスタ は、3点を奪ったベレスが納得の開幕勝利を飾った。 リーベルが自慢の攻撃力をいかんなく発揮した。試合は、9分にMFホナタン・サンターナが前線に飛び出して先制ゴールを奪うと、12分にはFWダニエル・モンテネグロが角度のないところからゴールを決めて、早々と2点を奪った。後半もリーベルの勢いは止まらず、相手守備陣の連携ミスを突いたFWダニエル・モンテネグロが、右足でこの日2点目となるゴールを決めて、試合の主導権を掌握した。終盤にもFWアーバンがダメ押しの4点目を決めて勝負を決したリーベル。大方の予想通り、結果、内容ともに相手を圧倒し続けた。 リーベルのダニエル・パサレラ監督はこの日FWファリアス、MFガジャルドらを温存したが、攻めあぐねる場面は見られなかった。その理由は、ダニエル・モンテネグロの活躍にあった。彼の動きは抜群に冴え渡り、2点を奪っただけでなく、4点目のFWアーバンのゴールもお膳立て。4点のうち3点に絡む MVP 級のプレイをファンに見せつけた。この日の勝利は、モンテネグロを抜きにして語ることはできない。宿敵ボカに首位の座を明け渡したばかりの国内リーグ戦にも、この日の結果はプラスに作用するはずだ。 パウリスタは、ブラジル全国選手権では2部の弱小クラブ。この日は劣勢を覆すことができず、PKで1点を返すのが精一杯だった。昨年、コッパ・ド・ブラジルで優勝したことによるリベルタドーレス初出場であるわけだが、南米の強豪がひしめくこの大会において、彼らの実力はどうしても見劣りする。次節はホームにリーベルを迎えるが、リーベル戦での星勘定は考えてはならない。リーベル以外のクラブからいかに多くの勝ち点を稼ぐかに重点を置かなければ、パウリスタのグループリーグ突破は難しいと思われる。
写真右上; 9分、先制となるゴールを決めたFWホナタン・サンターナに駆け寄って抱擁を交わすリーベルのイレブン。
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