Campeonato Paulista 2006 〜サンパウロ州選手権〜 いざ優勝へ。逆転勝利のサントス、依然首位の座を堅守。
第16節 ジュベントゥス 1-2 サントス
サンパウロ州選手権は、3月25〜26日に第16節が行われた。サンパウロのモルンビーで行われた ジュベントゥス×サントス は、FWヘイナウドのゴールで80分に逆転したサントスが勝ち点3を加えて首位の座を守った。 試合は、序盤押したジュベントゥスが6分に先制。DFルイス・アウベルトのミスパスを拾ったFWハファエウ・シウバが、冷静にシュートをゴールに流し込んだ。だが、思わぬ形で失点を喫したサントスは17分に同点とする。MFレオ・リーマがペナルティエリア内に侵入して横パスを出し、これをMFクレーベル・サンターナがゴールネットに突き刺した。サントスは31分にFWホドリーゴ・タバタがクロスバーをかすめるフリーキックを蹴るなどしてチャンスをつくったが、前半は 1-1 で終了した。後半、MFウェンデウを投入してより攻撃的な布陣を敷いたサントスは、さらにゴール前に攻め立てる場面が増える。58分にはFWホドリーゴ・タバタがドリブルで切れ込んでシュートを放ち、65分にはDFルイス・アウベルト、FWヘイナウドと立て続けにシュートを放ったが、どれもゴールを割ることはできなかった。だが、サントスの攻撃的な姿勢は80分にようやく実を結んだ。右サイドに開いたMFレオ・リーマの正確なクロスにFWヘイナウドが頭で合わせて逆転に成功。これが決勝点となり、サントスが 2-1 で勝利をものにした。 サントスは辛くも勝利したものの、何度も決定機を迎えながらゴールを奪えないシーンが目につく試合内容だった。ゴール前で落ち着きのない攻撃陣に刺激を与えるべく、ルシェンブルゴは後半途中にFWホドリーゴ・タバタ、MFクレーベル・サンターナに代えて、FWヘナチーニョとMFマグヌンを投入。チームはルシェンブルゴの気持ちに応えるかのように勝ち越しとなるゴールを奪った。それが80分のゴールだった。絶対的な存在をおかず、パフォーマンスが悪ければ主力も途中で退けるルシェンブルゴの独断は、ときに成功しときに失敗するが、この日の采配は成功したようだった。 この勝利で勝ち点を37にまで伸ばしたサントス。次節ブラガンチーノに勝って、その次の節の宿敵サンパウロとのクラシコで勝利を飾れば、2位パウメイラスの結果次第では優勝が確定する。 写真; 17分、貴重な同点ゴールを決め、コーナーフラッグ付近で喜びを爆発させるMFクレーベル・サンターナ ( サントス ) 。
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