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Campeonato Paulista 2006 -サンパウロ州選手権-

トニーニョ・セレーゾ、首位サントスを食いつぶす。
第14節 グアラニー 2-1 サントス

 サンパウロ州選手権は、3月11〜12日に第14節が行われた。サンパウロ州カンピーナスのエスタジオ・ブリンコ・ジ・オウロで行われた グアラニー×サントス は、新監督のトニーニョ・セレーゾ率いるグアラニーが首位サントスから価値の高い勝ち点3をものにした。

 試合は、サントスの空回りとグアラニーの堅実な試合運びが目につく内容だった。押していたのはサントスだったが、24分に訪れた決定機も相手のキーパーをドリブルでかわしたFWジェイウソンがシュートをサイドネットに当てるなど、サントスは先制の絶好機を自ら放棄した。ここにつけこんで反撃に出たグアラニーは、31分にFWエジミウソンがPKを決めて先制すると、その4分後にもMFゴエーベルのヘディングで2点目を奪った。これで試合を優勢に進めることができたグアラニーは、サントスの猛攻も堅い守備で乗り切って見事に勝利した。

 現在、州選手権での2部降格の危険にさらされているグアラニーは、鹿島アントラーズ勇退後"浪人"状態となっていたトニーニョ・セレーゾを新監督に招聘した。同氏は名門の立て直しに強い責任を感じて就任したわけであるが、あろうことか就任初戦で首位を破るという大仕事をやってのけたのである。この勝利を得てもなお降格圏内から抜け出せてはいないグアラニーではあるが、トニーニョ・セレーゾの手腕を以てすれば、州選手権での1部残留も充分ありうる。

 一方のサントスは、勝利への意気込みこそ充分にうかがえたものの、肝心の詰めが甘く、予期せぬ敗戦を喫した形となった。ヘイナウドとジェイウソンによる前線は機能しており、90分を通してサントスの攻めはさほど悪いものではなかった。にもかかわらず、得点に結びつかないもどかしい内容に終始したこの日のサントス。単独首位という見えないプレッシャーが、若手主体の彼らにとっては重荷だったのかもしれない。

 写真; 24分、決定的な場面でガラ空きのゴールにシュートを決められなかったFWジェイウソン ( サントス ) は、顔を両手で覆いながらピッチに崩れた。


サンパウロ州選手権 2006 第14節 (12/03/2006)
グアラニー 2-1 サントス
フェルナンド GK ファービオ・コスタ
ネウシーニョ
エメルソン
ホジェーリオ
アジーリオ
( セーザル )
DF フリオ・マンスール
ルイス・アウベルト
ホナウド・ギアーロ
( レオ・リーマ )
ゴエーベル
ホドリーゴ・サー
( ファビーニョ )
ジュッカ
エウビス
MF ファビーニョ
クラウディオ・マルドナード
クレーベル・サンターナ
クレーベル
ホドリーゴ・タバタ
( マグヌン )
エジミウソン
アデイウソン
( グスターボ )
FW ヘイナウド
ジェイウソン
( ガウボン )
エジミウソン 31
ゴエーベル 35
ゴール 71 ヘイナウド
エウビス
ネウシーニョ
エメルソン
セーザル
イエロー
カード
ホドリーゴ・タバタ
クレーベル・サンタナ
ホナウド・ギアーロ
主審; ホドリーゴ・グアリーゾ・フェレイラ・ド・アマラウ
スタジアム; エスタジオ・ブリンコ・ジ・オウロ ( カンピーナス )
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