Campeonato Paulista 2006 -サンパウロ州選手権- コリンチャンス、マスチェラーノの復帰戦を飾れず。
第13節 コリンチャンス 1-1 マリーリア
サンパウロ州選手権は、3月4〜5日に第13節が行われた。サンパウロのパカエンブーで行われた コリンチャンス×マリーリア は、試合終了間際にDFブルーノ・ヒベイロが同点弾を決め、マリーリアが勝ち点1を獲得した。勝ち試合を演じていたコリンチャンスにとっては苦い引き分けとなった。 試合は、けだるさを感じさせる質の悪い内容だった。両者ともにリズムをつくれず、もどかしい展開が続いた。だがそれでもコリンチャンスは42分に先制する。左サイドに流れてボールを受けたFWハファエウ・モウラがクロスをあげると、これをFWニウマールが頭で合わせて待望の先制点を奪った。しかし、コリンチャンスが追加点を決められなかったことが、最後の最後で大きく影響した。後半ロスタイムにパワープレイに出たマリーリアは、ゴール前の混戦からDFブルーノ・ヒベイロが右足を振りぬいてゴールネットを揺らす。マリーリアにとっては非常に大きな1点であったとともに大きな勝ち点1を得ることができた。コリンチャンスにとっては負けに等しい引き分けだった。 コリンチャンスは、先の親善試合で代表に招集されたMFヒカルジーニョ、DFグスターボ・ネーリ、FWカルロス・テベスの3人がこの日も試合に出ず、ベストメンバーとは言えない布陣で臨んだ。ホジネイやカルロス・アウベルトなど日によってポジションが変わる選手たちは非常にやりにくそうで、それが連携の悪さを引き起こした。MFハビエル・マスチェラーノは後半途中からピッチに投入されたが、彼もまた周囲との連携に難を残した。マスチェラーノ復帰戦を勝利で飾れなかったコリンチャンスだが、2位のサンパウロと戦う次節で結果を残せないようだと、批判の声も増幅するであろう。 写真; 42分に先制ゴールを決めたFWニウマールは、チームメイトにかつぎあげられ祝福される。
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