Campeonato Paulista 2006 〜サンパウロ州選手権〜 主力不在も問題なし? 若武者ニウマールの活躍で逆転勝利。
第12節 イトゥアーノ 2-3 コリンチャンス
サンパウロ州選手権は、3月1〜2日に第12節が行われた。サンパウロ州イトゥーのエスタジオ・ノベッリ・ジュニオールで行われた イトゥアーノ×コリンチャンス は、終盤で逆転に成功したコリンチャンスが主力不在の中で勝ち点さ3を積み上げた。 試合は、イトゥアーノの攻勢で始まった。5分にDFヒカルド・ロペスがオーバーラップからペナルティエリアに侵入したが、彼の放ったシュートは相手キーパーに阻まれた。2分後にもMFヘジナウドがミドルシュートを放つなど押していたイトゥアーノは、9分にゴール前の混戦からDFヒカルド・ロペスが先制ゴールをマークした。イトゥアーノはその後も攻め続け、追加点こそ奪えなかったが決定的な場面は何度もつくっていた。 前半は攻め手を欠いたコリンチャンスだったが、後半になってもなかなかリズムにのれないでいた。64分にはFWニウマールがドリブル突破からシュートを決めて同点としたが、1分後にはDFヒカルド・ロペスのコーナーキックにDFエリベウトンが合わせてイトゥアーノが再び勝ち越す。コリンチャンスは攻めあぐね、イトゥアーノが勝つと誰もが思った。だが終盤にコリンチャンスの攻撃が実った。80分にFWニウマールがまたもドリブル突破からゴールを奪うと、84分には直接フリーキックをMFホージェルが決めて逆転に成功し、勝利した。 コリンチャンスはこの日、GKマルセーロに代わり、99番をつけたチリ人GKジョニー・エレーラが出場。負傷欠場中のGKマルセーロの代役としての起用だったが、序盤に失点するなど最終ラインとの連携に難が見られた。DFグスターボ・ネーリ、MFヒカルジーニョ、FWテベスらを親善試合を行う各国代表にさらわれ、主力不在の中で臨んだこの試合は攻めあぐねる場面も多く、敗色濃厚のムードが漂っていた。この窮地を救ったのはニウマールだった。もっか得点王の男はこの日も2点を決めて勝利に大きく貢献。好調著しい今季のニウマールは、見逃せない選手のひとりになりそうだ。 写真; この日2点を決めたFWニウマール ( コリンチャンス ) は、現在得点ランキング首位を快走中。
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