Campeonato Carioca 2006 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜 ジョルジーニョ監督の初優勝の夢、ここで潰える。
後期 準決勝 アメリカRJ 1-3 アメリカーノ
リオ・デ・ジャネイロ州選手権の後期リオ杯は、3月25〜26日に準決勝が行われた。リオ・デ・ジャネイロのマラカナンで行われた アメリカRJ×アメリカーノ は、終盤に2点を奪ったアメリカーノが 3-1 でアメリカRJを下し、決勝進出を決めた。ジョルジーニョ ( 元鹿島アントラーズ ) 率いるアメリカRJの優勝の可能性は、この日潰えた。 試合は、4分にMFフラビーニョがGKファービオ・ノローニャに倒されてアメリカーノがPKを獲得。これをMFマルセーロ・ウベラーダが冷静に決めて先制した。その後しばらくはアメリカRJが主導権を握り積極的にゴールを狙ったが、得点には至らず。後半、次の1点はアメリカーノが奪った。75分、左に流れたFWファイオーリのクロスにFWブッチが合わせた。アメリカーノは直後に失点するも、81分にFWファイオーリがダメ押しとなるゴールを決めて、食い下がるアメリカRJを黙らせた。 結果でも内容でもアメリカRJは完敗だった。しかし、それを率いるジョルジーニョ監督は、冷静に試合を分析し、かつ自らが率いた選手への賛辞を惜しまなかった。同監督は「結果は残念なものになったが、選手たちはここまでよく頑張ったと思う。前期では決勝までこぎつけたのだし、このクラブはこれから伸びるはずだ」と述べている。監督として初の栄冠を目指したジョルジーニョだったが、その夢は前期に続いて後期でも果たされなかった。 もうひとつの準決勝「カボフリエンセ×マドゥレイラ」は、1-1 で迎えたPK戦を マドゥレイラが 4-3 で制した。後期リオ杯の決勝は アメリカーノ×マドゥレイラ という伏兵同士の対決になった。この勝者が、前後期統一王者決定戦で前期王者ボタフォゴと覇権を争う。 写真; 開始早々の5分に先制点を奪ったMFマルセーロ・ウベラーダ ( アメリカーノ ) は、バク転で体いっぱいに感情を表現する。
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