Campeonato Carioca 2006 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜 バスコ優勢のクラシコ。ジェアンがフルミネンセを救う。
後期リオ杯 第4節
フルミネンセ 2-2 バスコ・ダ・ガマ リオ・デ・ジャネイロ州選手権の後期リオ杯は、3月4〜5日に第4節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのマラカナンで行われた「クラシコ」 フルミネンセ×バスコ・ダ・ガマ は、最後まで諦めずに戦ったフルミネンセが勝ち点1をもぎとった。 試合は、前後半で対照的な内容になった。前半主導権を握ったのはバスコ・ダ・ガマだった。33分にFWホマーリオが前線でボールをキープしてMFイーゴリのゴールをお膳立てすると、バスコ・ダ・ガマは後半にも48分にカウンターからDFクラウデミールのゴールでリードを2点とした。ここまではバスコ・ダ・ガマに分があったが、劣勢に立たされたフルミネンセはここから逆襲に転じた。56分にFWレニーのシュートで反撃ののろしをあげると、60分に左サイドをあがったDFジェアンが前線でボールを受けてそのままゴールに結びつけた。そして87分、DFジェアンがフリーキックを直接ゴール左隅に決める。フルミネンセは最後まで試合を諦めず、敗色濃厚の試合を引き分けた。 序盤相手に主導権を掌握されほぼ負け試合だったフルミネンセにとっては、価値のある引き分けだった。引き分けたということは、すなわち相手に勝ち点3を与えなかったということ。このリオ杯で前節初勝利をあげたばかりでまだまだ本調子とはいかず、しかもMFペトコヴィッチを欠いた布陣での引き分けだったのだから、大きな勝ち点1だといえるだろう。この試合で2点を叩きだしたDFジェアンの功績もまた大きかった。 一方バスコ・ダ・ガマにとっては、非常に悔やまれる結果だ。先月移籍会見を行い先の木曜日より練習に加わったFWエジウソン ( 元柏レイソル ) はコンディションが整わず、出場はなかった。FWアレックス・ジーアスの抜けた穴の補充は順調でないだけに、勝てる試合はものにしておきたかったに違いない。 写真; 後半に2ゴールを決めてチームを救ったDFジェアン ( フルミネンセ ) 。
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