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Campeonato Carioca 2006 -リオ・デ・ジャネイロ州選手権-

前期王者を一蹴! フラメンゴ、クラシコで大きな1勝。
後期リオ杯 第2節
フラメンゴ 3-2 ボタフォゴ

 リオ・デ・ジャネイロ州選手権の後期リオ杯は、2月25〜26日に第1節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのマラカナンで行われた「クラシコ」 フラメンゴ×ボタフォゴ は、後半に逆転したフラメンゴが大きな1勝を手にした。

 試合は、慎重な立ち上がりをみせたが、13分に最初の決定機が生まれた。FWヘイナウドがペナルティエリア内でDFホナウド・アンジェリンに倒されてPKを獲得したボタフォゴは、FWドドー ( 元大分トリニータ ) が決めて先制した。だがフラメンゴはこの失点にも気落ちせず積極的にプレイし、22分にFWラミレスがMFアスプリージャからボールを奪うと、相手最終ラインの裏にパスを供給。これを受けたFWルイゾンがシュートを決めてフラメンゴが同点に追いつく。主導権を握りたいボタフォゴは、相手の攻撃をしのぐと39分にFWドドーが右足でゴールを決めて再びリードを奪った。
 主導権はボタフォゴが握ったかに見られたが、後半はフラメンゴが試合を掌握した。後半から登場したDFフアンが49分に同点とするゴールを決めて、再び同点に追いついたフラメンゴは、63分にFWルイゾンが左サイドに流れてボールを受けるとゴール前にクロスをあげる。これをMFヘナットがボレーで蹴りこみ、フラメンゴはこの試合で初めてリードを奪うことに成功した。ボタフォゴも最後まで諦めずに攻め続けたが、フラメンゴは献身的に守備をこなし、3-2 でフラメンゴが勝利した。

 ジーコ日本代表監督の古巣でもあるフラメンゴは、1980年代初頭の全盛期の面影なく、ここ数年は低迷している。今年の州選手権でも前期はグループリーグで敗退した。強い危機感を募らせた経営陣は、FWルイゾンを獲得して名門復活への第一歩を踏み出した。このリオ杯ではしっかりと結果を残さなければならないフラメンゴだが、この勝利でグループ首位に躍り出た。最大の難敵ボタフォゴを破った点は非常に大きい。

 相対するボタフォゴは、前期グアナバーラ杯の優勝チーム。勢いにのってリオ杯も…と陣営は考えていたのかもしれないが、そうは問屋が卸さなかった。2度もリードをしておきながら、2度追いつかれそして逆転されたこの試合。84分に得たチャンスも、MFルッシオ・フラービオの直接フリーキックはクロスバーを直撃し、その跳ね返りを拾ったMFフェリッピ・アドンのシュートはゴールのはるか右へと逸れてしまった。決定機を逃しての敗北はやむなしと見ておきたい。

 写真; 前半に同点とするゴールを決めたFWルイゾン ( フラメンゴ ) 。サンパウロ、名古屋グランパスでみせた高い得点嗅覚は健在だ。


リオ・デ・ジャネイロ州選手権 2006 後期リオ杯 第2節 (26/01/2006)
フラメンゴ 3-2 ボタフォゴ
ジエーゴ GK ロペス
レオナルド・モウラ
ヘナット・シウバ
ホナウド・アンジェリン
アンドレ・サントス
( フアン )
DF ネネン
ハファエウ・マルケス
( グラウベル )
シェイジ
ビウ
ジョナタス
ジエーゴ・ソウザ
( フェリッピ・ガブリエウ )
ヘナット
フェリッピ・ジーアス
MF アスプリージャ
ジギーニョ
ゼ・ホベルト
( フェリッピ・アドン )
ルッシオ・フラービオ
ラミレス
( トロー )
ルイゾン
FW ヘイナウド
ドドー
ルイゾン 22
フアン 49
ヘナット 63
ゴール 14 ドドー
39 ドドー
ラミレス
ルイゾン
イエロー
カード
ネネン
ハファエウ・マルケス
シェイジ
ビウ
ゼ・ホベルト
フェリッピ・アドン
主審; グーテンベルク・ジ・パウラ・フォンセカ
スタジアム; マラカナン ( リオ・デ・ジャネイロ )
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