昨年まで鹿島アントラーズを率いていたトニーニョ・セレーゾ ( 元ブラジル代表 ) の、次なる活躍の舞台がまもなく決まりそうだ。サンパウロ州の名門グアラニーから監督就任の要請がとびこんできた。

　2005年を以て鹿島アントラーズから勇退したトニーニョ・セレーゾは、現在バイーア州の州都サルバードルで右ひざの治療に専念している。治療とリハビリの成果から、現在は膝も順調に回復しているようだ。

　グアラニーはブラジル全国選手権で２部に降格し、サンパウロ州選手権１部でも思うような結果を残せていない。ここ２年ほどで著しく低迷した名門の復活の切り札として、クラブ側が白羽の矢を立てたのがトニーニョ・セレーゾだった。

　1999年にアトレチコ・ミネイロとビットーリアで監督を務めたトニーニョ・セレーゾは、ジーコの薦めで2000年から鹿島アントラーズで監督を任されてきた。約６年ぶりの母国復帰の可能性を本人も否定してはいない。トニーニョ・セレーゾのグアラニー入りの可能性やいかに。