リベルタドーレス、サンパウロ州選手権で、少し調子を落としているコリンチャンスに激震が走った。昨季から指揮を執ってきたアントーニオ・ロペス監督が辞意を表明し、チームを去った。シーズン途中の辞任劇をうけ、コリンチャンスは次の監督を探すことになったが、そこに MSI が口を挟んできた。

　コリンチャンスは先日、パウロ・アウトゥオーリ ( 現鹿島アントラーズ ) に監督就任のオファーを出して拒絶されたのを初め、その後もジェニーニョ ( 現ゴイアス監督 ) らにも断れていた。マルシオ・ビッテンコウルチ元監督の復帰要請も出しているが、こちらもまた可能性は低いという。すると、地元メディアは「カルロス・ビアンチ ( 元ボカ・ジュニオールス ) を招聘か？！ 」という噂を立てた。

　しかし、実際にはアルゼンチン人がコリンチャンスの次期監督になる可能性は低いという。MSI のキア社長は「テベスやマスチェラーノなどアルゼンチン人も主力として活躍しているが、監督にはブラジル人を希望している。ダニエル・パサレラの例があるから」と語った。

　この件についてキア社長は、近々コリンチャンスのドゥアリビ会長と話し合いの場をもつようだ。