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Campeonato Paulista 2006 〜サンパウロ州選手権〜

エメルソン・レオン、マルシーニョを擁護

 サンパウロ州選手権で、首位の座に届きそうで届かないパウメイラス。連勝できない原因のひとつとして、MFマルシーニョの不調が取り上げられている。メディアもファンもこぞってマルシーニョへの批判を展開しているが、監督のエメルソン・レオンはマルシーニョを擁護している。

 FWエジムンドらのやや後ろに構えて攻撃を操る司令塔マルシーニョ。MFジュニーニョ・パウリスタの負傷がなかなか完治しないため、マルシーニョへの相手のマークは試合を重ねるごとに厳しくなっている。そんな厳しいマークにつぶされるシーンが最近目立っていることに、パウメイレンセやマスコミは批判的な意見を発している。

 そして、そのマルシーニョを使い続けるエメルソン・レオン監督にも批判が飛び始めた。ここで、エメルソン・レオンが反撃に転じた。「確かに今年は、昨年ほどのキレがないようにも見えるが、それは相手のマークが一段と厳しくなっているからだ。マルシーニョが普段から一生懸命練習に取り組んでいるところを私は見ている。努力を惜しまない選手だから、今の不調もそのうち解消されると信じている。だから私は使い続けるんだ」と述べた。

 また、マルシーニョも「使い続けてくれるレオン監督の恩に応えるためにも、結果を残したいね。リベルタドーレスでは優勝したいし、州選手権だってまだ諦めてないからね。自分にできることは一生懸命やる。ただ、それだけだよ」と冷静に己を分析している。

 マルシーニョが今の不調を乗り越えたとき、パウメイラスの強さは本物になる。

2006年3月26日
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