フラメンゴのクレーベル・レイチ会長が、FWホナウド ( ブラジル代表 ) の獲得も狙っていることがわかった。同会長は、思いのほか本気でホナウド獲得を計画しているようだ。

　ホナウドは、６月に行われるワールドカップへの出場が見込まれている選手のひとりで、現在はレアル・マドリーに所属している。ただ、ペレさえも心配するように、所属先での風当たりは非常に強く、ホナウド自身も「レアル・マドリーでプレイするのは嫌だ」と発言するなど、大きな波紋を呼んでいる。それが、今のホナウドを取り巻く現状である。

　そこに目をつけたのが、フラメンゴのクレーベル・レイチ会長だった。同氏はホナウドの獲得について可能性は低いとしながらも、「もしホナウドが欧州で移籍先を決められないのであれば、フラメンゴがその受け釜になってもいい。ホナウドはリオ・デ・ジャネイロ州出身であり、しかも幼少時はフラメンゴのファンだったと聞いている。我々には自信もある」とも語っている。
　実際、同会長は先のロシア戦 ( ブラジル代表の親善試合 ) の最中、非公式でホナウドと接触しており、そのとき具体的な移籍話をもちかけたという噂もある。

　レアル・マドリーを離れてもまだ欧州でのプレイを希望するホナウド。フラメンゴへの移籍はありえないととらえるのが妥当な線ではある。だが、過去にFWホマーリオ、FWベベット、FWエジムンドと、元ブラジル代表の大物を何人も獲得した実績をもつクレーベル・レイチ会長は、根拠無き自信を全面に押し出してホナウドの獲得にも本腰を入れるつもりのようだ。
　果たして、ホナウドのフラメンゴ移籍は、７〜８月にも実現するのか。