フラメンゴの賃金未払いがいまだ解決していない。これに、チームの主力のひとりであるMFヘナットの怒りが爆発した。

　多額の借金を抱えている多くのブラジルのクラブチームは、所属する選手に対して毎月の給料をまともに支払えていない由々しき問題を抱え続けている。フラメンゴも例に漏れず、選手への給与支払いは約２ヶ月分滞納している状況にあるという。

　そのフラメンゴが、戦力補強のためにマドゥレイラと交渉を始めた。MFホベルト・ロペスの獲得を試みているという。選手への給与支払いを先送りにして補強に力を入れるクラブの対応に、ヘナットの怒りが爆発したのであった。 ( ちなみに、後日ホベルト・ロペスはバスコ・ダ・ガマに奪われた。 )

　ヘナットは、ラジオ・グローボの取材に対して「選手に渡すべきお金を補強に費やそうとしているクラブの姿勢には、理解に苦しむ。そして今月もまた給料が支払われなかった。ぼくたち選手はボランティアでサッカーをしてるわけじゃない。今後もこれが解決されないようなら、チームを離れることも考えないといけないと思ってる」と、胸に秘めた不満をぶちまけた。

　ファン離れが加速していると言われる現在のフラメンゴだが、このままではファンだけでなく選手離れも進んでいくのではないか。