2月25日に行われたサンパウロ州選手権第11節 サントス×ヒオ・ブランコ 戦で、85分にレッドカードをもらったGKファービオ・コスタへの処分に、特別措置がとられる模様だ。

　GKファービオ・コスタは、同日の試合中にFWヌーネス ( ヒオ・ブランコ ) と罵り合ったことで一発レッドによる退場処分を受けていた。しかし、MFウェンデウをはじめサントス側が真っ向からファービオ・コスタのレッドカードを不当と訴えていたことから、今回サンパウロ州サッカー協会から特別措置がとられることになるという。

　特別措置の内容は、出場停止の試合をレッドカードを受けた次節でなく、５試合先延ばしにするというもの。ちなみに、処分保留のまま第13節までを終えているため、この措置が適用されるのは第14節からだそうだ。
　だとすれば、第14節から５試合保留をすると、ファービオ・コスタへの出場停止処分が適用されるのは第19節 ( 同州選手権の最終節 ) になる。第19節なら同選手の出場停止もチームの優勝争いに直結しないだろう、というのがサントス側の考えのようだ。しかし、もし優勝争いが最終節までもつれこみ、そこにサントスが絡んでいたとき、ファービオ・コスタの不在がどのような影響を与えるかは明白であるはずだ。
　サントスは本当にこの処分でいいのか。サントス側の要求は「好きな食べ物から食べ始めて、キライな食べ物は最後まで残す」子どものそれに通じるものがある。