ローター・マテウスの辞任で揺れていたアトレチコ・パラナエンセが、新監督にジバニウド・オリベイラ氏を招聘したことを3月23日に発表した。

　ジバニウド・オリベイラはつい先日までペルナンブッコ州の名門サンタ・クルスで指揮をとっていた。アトレチコ・パラナエンセの強引な交渉に、サンタ・クルス側は困惑したそうだが、アトレチコ・パラナエンセが交渉成立にもちこんだという。

　記者会見で同氏は意気込みを語った。「マテウスが築いたスタイルを壊さないようにチームをうまく引っぱっていきたい。フォーメーションは 4-4-2 が合っていると思うが、選手の特性や能力を把握して、的確な采配をしていこうと考えている」。

　アトレチコ・パラナエンセは現在、FWダゴベルトとDFミシェウ・バストスがともに左膝を痛めており、戦力は万全の状態にない。州選手権敗退によって、ブラジル全国選手権の開幕までの間に多少の時間的余裕があることが、せめてもの救いであろう。名門サンタ・クルスを１部に引き上げた名将は、アトレチコ・パラナエンセで好成績を残せるか。