来たるクロアチア代表との親善試合にMFファン・ロマン・リケルメが出場しない可能性が高まっている。

　現在、リーガ・エスパニョーラ ( スペイン ) で活躍するリケルメは、このところ腰痛に悩まされているらしく、先のチャンピオンズリーグ ( 対レンジャーズ戦 ) でも腰痛をおして出場していた。それを知ったホセ・ペッケルマン監督 ( アルゼンチン代表 ) は、クロアチア戦にリケルメを温存する方向で考えているようだ。

　リケルメを中軸に据える構想をもつペッケルマンにとって、仮想セルビア・モンテネグロのつもりで臨むクロアチア戦でリケルメを使えないとなると、当初の計算も狂うはず。本音を言えば、ペッケルマンにとって最も使いたい選手であるリケルメ。クロアチア戦にも出場させたいと考えているが、大事をとって休ませることにしたとの報道もなされている。

　当のリケルメも、自身の腰痛に関してはペッケルマンと入念に話をしている。腰の現状やチームでの状態などを事細かに伝えた上で、それでもリケルメは代表のユニフォームを身につけて出場したい意向を示したそうだ。

　しかし、リケルメはこうも語っている。
「ビジャレアルでチャンピオンズリーグに挑んでいるから、まずはチャンピオンズリーグに集中したいのが一番かもしれない。代表ももちろん大事だし出たいんだけど、"今は"クラブが優先かな」 　クロアチア戦への出場が微妙なリケルメだが、当日の出場はあるのだろうか。

▼ペッケルマンが考える ( 4-4-2 の ) 布陣
GK：　ロベルト・アボンダンシエーリ
DF：　レオナルド・ポンシオ、ニコラス・ブルディッソ、ワルテル・サムエル、ファン・パブロ・ソリン
MF：　マルティン・デミチェリス、エステバン・カンビアッソ、マキシミリアーノ・ロドリゲス、ファン・ロマン・リケルメ
FW：　リオネル・メッシ、エルナン・クレスポ