稀代の才能を開花させ、"マラドーナの再来"との呼び声も高いアルゼンチン代表のFWリオネル・メッシ ( バルセロナ ) が、堂々の世界一宣言。アルゼンチン代表がワールドカップで優勝する可能性を力強く語った。

　メッシは、アルゼンチン代表が世界で唯一ブラジルに対抗しうるチームであると語り、また自身もアルゼンチン代表の一員としてドイツで戦いたいと強く願っている。ワールドカップについてメッシは次のように語った。
　「ワールドカップで優勝するのが簡単なことじゃないのはわかっているつもりだよ。だってアルゼンチンも1986年以来優勝できてないんだもの。マラドーナがいないと優勝できないなんて思われたくないし、マラドーナがいなくてもアルゼンチンが世界一だってことを証明したいんだ。祖国のためにぼくにできることは何でもやりたいと思ってるし、絶対にチャンピオンになるって気持ちで戦いたい」

　一方でメッシは、先のチャンピオンズリーグ ( 対チェルシー戦 ) で活躍したことで注目度が増したことについて「ぼくのプレイを褒めてくれて素直に嬉しいと思う」と述べた。さらに「次の試合でも絶対に勝ってベスト８に進みたい。チェルシーを倒せば自信がつくだろうし、勢いにのってチャンピオンズリーグで優勝することも可能だと思ってる」

　ワールドカップを前に、まずはバルセロナで一生懸命がんばることが大事と付け加えたメッシ。リーガ・エスパニョーラでも優勝する可能性がある今、チャンピオンズリーグ、ワールドカップと立て続けに制覇すれば、前代未聞の「三冠」も現実になる。
　少年よ、大志を抱け
　クラーク博士の残した名言は、メッシのためにあるのかもしれない。