Seleção Brasileira 〜ブラジル代表〜 この発言は本音かイヤミか? マラドーナはセレソンがお好き
マラドーナの過剰なリップサービス
言わずと知れたアルゼンチンの英雄ディエーゴ・アルマンド・マラドーナが、リオ・デ・ジャネイロでブラジル記者団の取材に応じた。そこで、マラドーナの口から信じがたい言葉が飛び出した。 リオのカーニバルに毎年足を運んでいるマラドーナは、今年もまたリオ・デ・ジャネイロでカーニバルを堪能。取り囲んだ地元報道陣の取材に応じたときは、とても機嫌が良さそうだったという。「今年のワールドカップで優勝する可能性が最も高い国はどこですか?」という記者団の質問に対して、マラドーナは 「もちろんブラジルだね。カルロス・アウベルト・パヘイラという偉大な監督がいて、ホナウジーニョ・ガウーショやアドリアーノ、カカーなど世界最高レベルの選手ばかりじゃないか。冷静に考えてもドイツ大会で優勝するのは間違いなくブラジルだと思うね」 と、堂々と断言した。さらにマラドーナは 「俺自身もブラジルが大好きさ。選手も監督も素晴らしいからね。もしブラジルが優勝しなかったら世界中が驚くと思うし、俺も驚く」 とまで語った。 一方、母国アルゼンチンについては「優勝できる素質はあるけど、グループがグループだから。どうなるかはわからないし、俺も今は何も言えないな」と弱気な発言に終始した。 昨年末、ジーコ日本代表監督主催の慈悲試合に出場したマラドーナは、その帰りにリオ・デ・ジャネイロの空港で一悶着を起こして、地元警察に連行された経緯がある。今回は、そうならぬよう紳士的に務めたのかもしれない。しかし、だからといってブラジルをここまで褒めちぎる必要はない。不可解だ。 マラドーナの一連の発言は本音か?それとも、セレソンに対する遠回しのイヤミか? 2006年3月2日
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