Primera Liga Argentina 2005/2006 Clausura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 周囲の過大評価にも冷静なアグエロアルゼンチンの古豪インデペンディエンテで活躍するFWセルヒオ・アグエロが、今季の国内リーグ優勝の可能性について、冷静に語った。彼は少しも浮かれていないようだ。 かつてアルゼンチン全国選手権で強豪として名を馳せ、その後一時低迷したのち、近年になって強さを取り戻したインデペンディエンテ。現在の同軍を支えているのは、他ならぬFWセルヒオ・アグエロ、その人である。 ずば抜けた得点嗅覚と、確かなシュートセンスを武器に一躍国内リーグを席巻したアグエロは、自身の存在がチームの優勝に直結すると騒ぎ立てる周囲の声に対して、冷静に回答している。 「インデペンディエンテは決して悪いチームじゃないよ。それは認める。でも、それはぼくだけの力で良くなったんじゃない。だからあまり大きなことを言ってほしくないんだ。クラウスーラ ( 後期リーグ ) で優勝できるんじゃないか、と言う人も多いけど、優勝はそんなに甘いもんじゃないよ。リーベルやボカ、ベレスにニューウェルスと強いチームがたくさんいるし、ぼくらの優勝は現実的には難しいよ」 今や、欧州からも熱烈な視線を浴びている"未来の大砲"アグエロ。この6月にも移籍するとの噂が強い今、インデペンディエンテのリーグ制覇を望む声は「アグエロのいるうちに優勝しておきたい」と思うサポーターの願いが肥大化したのであろう。 2006年3月8日
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