ひざの靱帯を断裂し、昨年９月から戦列を離れていたDFガブリエル・エインセ ( マンチェスター・ユナイテッド ) が、４月末にもピッチに戻れそうであることがわかった。

　ドイツ人の祖父をもつDFガブリエル・エインセは、2004年のコッパ・アメリカやアテネ・オリンピックで活躍したアルゼンチン代表の要の一人。当たりに強い守備に定評がある。

　マンチェスター・ユナイテッドのカルロス・ケイロス氏は「エインセの幹部の回復はきわめて順調だ。あと４〜６週も経てばプレイできる状態に戻るとの診断も出ているし、焦らず待ちたい」と話し、早ければ４月末にも復帰できる可能性があることを示唆した。

　エインセの復帰は、当然アルゼンチン代表にとっても吉報だ。ペッケルマン監督もかねてからエインセの復帰を待ちわびていた。ただし、エインセがワールドカップに出られるかどうかはまだわからない。代表メンバーの決定日の5月15日までに、満足にプレイできる状況に回復している必要がある。
　ペッケルマンはエインセを代表に呼ぶのか。そして、エインセ自身はどこまで回復できるのだろうか。