Primera Liga Argentina 2005/2006 Clausura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 エル・スーペルクラシコの予想布陣永遠の宿敵ボカ・ジュニオールスとの直接対決を前に、リーベル・プレートは万全の体勢で望める見込みがあることがわかった。 他のブエノスアイレスのクラブ同士の対決との差別化を図るべく、「エル・スーペルクラシコ」と呼ばれるようになったリーベルとボカの直接対決は、国内のみならず、世界中の注目を集める大一番である。言わずもがな、アルゼンチン国内では強い関心を集めているが、近年はどちらか、または双方がともに調子を崩すようになったことから、いわゆる"強豪同士の一騎打ち"が見られなくなり、この対決に向けられる関心も年々下降線をたどっていた。 しかし、3月29日に予定されている今季のエル・スーペルクラシコはここ数年とは様相が異なる。2006年3月19日現在、リーベルは首位、ボカは2位とどちらも好調。しかも、両者の勝ち点差はわずか1と切迫している。まさに頂上決戦と呼ぶにふさわしい舞台が、エル・スーペルクラシコで久方ぶりに実現するのである。 筆者の記憶だと、頂上決戦という表現に値する両者の直接対決は、2004年のコッパ・リベルタドーレス準決勝以来のこととなる。 いやがおうにも期待の高まるエル・スーペルクラシコ。大一番を前に、リーベル側には続々と朗報が舞い込んでいる。負傷で戦列を離れていたFWエルネスト・ファリアスとMFマルセーロ・ガジャルドの2人が、試合に出場できる公算が出てきたのである。両者とも3月20日よりチームの合同練習に参加しており、それぞれ状態には問題も見られないという。 エル・スーペルクラシコを前に頼もしい2人が帰ってきた。しかし、対するボカも好調の選手を揃えて本気で首位奪還を狙うものと思われる。死闘は必至だ。 勝利の女神が微笑むのはリーベルか、ボカか。 それぞれの予想布陣は以下の通り。 ▼リーベル・プレート GK: ルス DF: フェラーリ、カセレス、トゥーラ、ドミンゲス MF: サンターナ、アウマーダ、サパータ、ガジャルド FW: モンテネグロ、ファリアス ▼ボカ・ジュニオールス GK: アボンダンシエーリ DF: イバーラ、シルベストレ、ディアス、クルポビエッサ MF: レデスマ、ガーゴ、ビロス、インスーア FW: パラッシオ、パレルモ ◆主審 セルヒオ・ペッソッタ ◆スタジアム ラ・ボンボネーラ 2006年3月22日
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