Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜 本気の彼らは、いと強し。ベレス、難なく初戦を飾る。
グループ3 第2節 ベレス・サルスフィエール 3-0 ロチャFC
コッパ・リベルタドーレスは、2月14日にグループ5で一足早くグループリーグ第2節が行われた。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスのエスターディオ・ホセ・アマルフィターニで行われた ベレス・サルスフィエール×ロチャFC は、3点を奪ったベレスが納得の開幕勝利を飾った。 試合は、ベストメンバーを揃えたベレスのワンサイドゲームだった。序盤から効率よくボールをまわしたベレスは、33分にFWローランド・サラーテがクロスに合わせたが、これをGKアルバーロ・ガルシアがゴールラインぎりぎりで弾き返した。ところが、そのボールがMFエマニュエル・セントゥーリオンの足元に転がり、右足を豪快に振り抜いた同選手のゴールでベレスが先制した。後半も、MFレアンドロ・グラシアンやFWルーカス・マルティン・カストロマンのゴールでリードを広げたベレス。相手に隙も与えず快勝した。 ベレス・サルスフィエールは、満を持して迎えたこの試合を 3-0 で快勝する最高のスタートを切った。ロリー&カストロマンの強力2トップを軸にした攻撃は厚く、ペジェグリーノ&ペジェラーノのセンターバックも非常に安定した守備でチームを支えている。先の国内リーグで主力を温存しながら勝利をおさめ、調子の高い状態でリベルタドーレスに臨むことができた点も大きく、この調子を最後まで維持できれば12年ぶりのリベルタドーレス優勝もありえなくはないだろう。 ロチャFCは、昨年のウルグアイ前期リーグ王者。ウルグアイリーグのリーグ日程変革による特別措置で今年のリベルタドーレス出場が認められた。しかし、長い間「中の下」だった中堅クラブにとっては、想像以上の重圧があると思われるリベルタドーレスの舞台。まだ彼らには荷が重いのかもしれない。
写真右上; 75分、追加点のMFグラシアンを囲んで喜ぶベレス。会場も熱気に包まれた。
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