ここは、南米サッカーサイトです。   ブログサイトマップ

Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜

壮絶なゴールの嵐。ティグレスが接戦を制す。
グループ4 第2節 ティグレスUANL 5-4 デポルティーボ・カリ

 コッパ・リベルタドーレスは、2月21〜23日にグループリーグ第2節が行われた。メキシコはモンテレイのエスターディオ・ウニベルシターリオで行われたグループ4の ティグレスUANL×デポルティーボ・カリ は、ホームのティグレスが乱打戦を制して勝利した。

 試合は、壮絶な点の奪い合いになった。合計9点が飛び出したこの試合の先制点をマークしたのは、アウェイのデポルティーボ・カリだった。15分にMFアルバンド・ドミンゲスのゴールで先制すると、19分にはFWアルマンド・カリージョのゴールで追加点を奪取した。ところが、ティグレスはMFデ・ニグリス、サントスのゴールで同点に追いつくと、40分にはFWアルマンド・カリージョのゴールで逆転に成功した。前半では勢いで勝っていたのはデポルティーボ・カリだったが、試合巧者だったのはティグレスだった。48分にMFカルロス・モラーレスが同点とするゴールを決めると、56分と79分にMFワルテル・ガイタンが2点を決めて勝負あり。ティグレスが接戦をものにして勝ち点3を獲得した。

 ティグレスUANLは、昨年のコッパ・リベルタドーレスでベスト8にまで上りつめたことで、一躍南米中の注目を浴びたクラブ。王者サンパウロを相手に破れはしたものの、昨年の彼らの戦いは専門家からも高い評価を与えられていた。今季は昨年以上の成績を目指しており、そんなティグレスにとってこの勝利は大きい。今年もまた、「メキシコの虎」に南米中が戸惑うに違いない。

 デポルティーボ・カリは、最後まで勝負を諦めなかったが、結果は敗北に終わってしまった。前半だけで言えば確実に相手より上手だった彼らは、45分間主導権を握り続けた。前半の調子が持続できていれば勝利もありえたのだが、後半は集中力を欠いたようにボールを奪われるシーンが目立った。攻撃陣が悪かったわけではない。敗因は、ずさんな連携で相手にスキを与えた守備ラインにあった。アウェイとはいえ、5失点は見逃しておくわけにはいかない。守備の修正が早急になされなければ、彼らのグループリーグ突破はありえない。

 写真; 終盤に勝利に直結する2ゴールを決めたFWワルテル・ガイタン ( ティグレスUANL ) 。


コッパ・リベルタドーレス 2006 グループ4 第2節 (22/02/2006)
ティグレスUANL 5-4 デポルティーボ・カリ
ロジェーリオ・ロドリゲス GK ファン・パブロ・ラミレス
オマール・ブリセーニョ
ジュリオ・セーザル・サントス
エミージョ・マルティネス
ファン・モンターノ
DF ハイル・ベニーテス
ダリオ・カバジェーロ
フレディー・ウルタード
ホセ・メーラ
ハビエル・サーベドラ
アルド・デ・ニグリス
ワルテル・ガイタン
( ヘスス・パラシオス )
カルロス・モラーレス
MF リカルド・シシリアーノ
オスカル・ディアス
アルバルド・ドミンゲス
エルナンド・パティーニョ
( アンソニー・タピア )
アルヘミーロ・ベイガ
( シフト・ペラールタ )
セバスティアン・ゴンサーレス
FW アルマンド・カリージョ
( ホルヘ・ロペス )
ブラス・ペレス
アルド・デ・ニグリス 19
ジュリオ・セーザル・サントス 38
カルロス・モラーレス 48
ワルテル・ガイタン 56
ワルテル・ガイタン 79
ゴール 15 アルバルド・ドミンゲス
19 アルマンド・カリージョ
40 アルマンド・カリージョ
90 アルバルド・ドミンゲス
イエロー
カード

主審;  ( )
スタジアム; エスターディオ・ウニベルシターリオ ( モンテレイ )
ブログサイトマップ