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Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜

堅実なダークホース、相手をコロがせて予備戦突破。
予備戦 2nd.Leg チーバス・デ・グアダラハーラ 5-3 コロコロ

 コッパ・リベルタドーレスは、1月31日〜2月2日に予備戦の 2nd.Leg が行われた。メキシコはグアダラハーラのエスターディオ・ハリスコで行われた チーバス・デ・グアダラハーラ×コロコロ は、終盤に突き放したチーバスが 5-3 で快勝をおさめた。この結果、2試合合計 8-4 でチーバス・デ・グアダラハーラが予備戦を突破した。

 試合は、スリリングで見ごたえのある展開になった。前半で勝負を決めようとしたチーバスは、24分に相手のハンドでPKを得るとFWアルベルト・メディーナが決めて先制。以後、35分、36分と連続でゴールを重ねて、開始から36分間で 3-0 とした。この時点での合計スコアは 6-1 。チーバスが余裕をもって勝ち抜くと誰もが思っていた。
 ところが、40分にFWウンベルト・スアーソのゴールで反撃ののろしをあげたコロコロは後半に入っても相手を押し続け、67分と78分にFWウンベルト・スアーソがゴールを重ねて 3-3 の同点に追いついた。
 この時点で残り12分。もしコロコロがこの試合で逆転して試合を制すれば、アウェイゴール・ルールによる予備戦の逆転突破が可能になるのであった。そんな思いが脳裏をよぎったのか、コロコロは少々浮き足だっていた。
 そこを巧みに突いたのは、ホームのチーバスだった。同点とされた直後の79分にFWアルベルト・メディーナのゴールで再びリードを奪うと、その3分後には途中出場のMFアドルフォ・バウティスタも追加点を奪取。試合への集中度が高かった側に軍配が上がった形で幕を閉じた。

 チーバス・デ・グアダラハーラは、GKオスワルド・サンチェスを初めメキシコ代表数人を抱えている強豪。無名だった昨年、リベルタドーレスでベスト4に食い込み、南米大陸中に名前が広まった。今季は予備戦からの参加になったが、昨年の成績が自信になったのか、彼らは勝負どころをわきまえながらそつなく2勝をおさめた。ダークホースにしては堅実な戦い方のできるチーバス。コロコロをコロがすのも難しいことではなかったようだ。

 対するコロコロは、もろい守備が災いし、予備戦での敗退となった。チリでは有数の名門クラブとして知られている。数年前には、FWイバン・サモラーノ ( 元チリ代表 ) が現役最後の活躍の場として同クラブを指名した話は、わりと有名なところだ。この日は、FWウンベルト・スアーソがハットトリックを達成するなど一人気を吐いたが、彼一人ではどうにもならない。チームとして戦力の底上げは急務である。

 写真; この日2ゴールをマークした好調のFWアルベルト・メディーナ ( チーバス ) 。


コッパ・リベルタドーレス 2006 予備戦 2nd.Leg (31/01/2006)
チーバス・デ・グアダラハーラ 5-3 コロコロ
オスワルド・サンチェス GK クラウディオ・ブラーボ
エクトール・レイノーソ
( ジョニー・ガルシア )
フランシスコ・ロドリゲス
カルロス・サルシード
DF セルソ・アジャラ
ダビド・エンリケス
アンドレス・ゴンサーレス
ルイス・メーナ
( ミゲル・アセーバル )
マヌエル・ソル
ディエーゴ・マルティネス
( ホルヘ・バレーラ )
ラモン・モラーレス
ゴンサーロ・ピネーダ
セルヒオ・サンターナ
( アドルフォ・バウティスタ )
MF ホセ・ルイス・ヘーレス
アルトゥーロ・サヌエッサ
マティアス・フェルナンデス
( フェルナンド・メネーセス )
ホルヘ・バルディビア
オマール・ブラーボ
アルベルト・メディーナ
FW ウンベルト・スアーソ
エクトール・マンシージャ
( ゴンサーロ・フィエーロ )
アルベルト・メディーナ 24
セルヒオ・サンターナ 35
フランシスコ・ロドリゲス 36
アルベルト・メディーナ 79
アドルフォ・バウティスタ 82
ゴール 40 ウンベルト・スアーソ
67 ウンベルト・スアーソ
78 ウンベルト・スアーソ
ゴンサーロ・ピネーダ イエロー
カード
セルソ・アジャラ
ゴンサーロ・ピネーダ レッド
カード
主審; グスターボ・ブランド ( ベネズエラ )
スタジアム; エスターディオ・ハリスコ ( グアダラハーラ )
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