Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜 仕事人の一発! ヒカルジーニョのゴールでコリンチャンス辛勝。
グループ4 第1節 デポルティーボ・カリ 0-1 コリンチャンス
コッパ・リベルタドーレスは、2月14〜16日にグループリーグ第1節が行われた。コロンビアはカリのエスターディオ・アタナッシオ・ジラルドーで行われたグループ4の デポルティーボ・カリ×コリンチャンス は、MFヒカルジーニョのゴールでコリンチャンスが勝利をものにした。 試合は、前半から荒れた内容になった。序盤から先制点を狙いながら思うようにゴールが決まらず苛立ちが募り始めると、ラフプレイが増え始めイエローカードが次々に飛び出した。前半だけで8枚のカードが提示され、うち1枚の赤紙をもらったDFネルソン・リバスはハーフタイムを前に退場処分となった。デポルティーボ・カリは数的不利に苦しめられたが、相手の猛攻を耐えに耐えていた。 しかし、カリの懸命な守備は終盤に破られた。86分、ミドルレンジでボールをもらったMFヒカルジーニョが相手選手2人をフェイントでかわすと、得意の左足でゴールネットに突き刺した。MFヒカルジーニョの華麗なワンプレイで均衡を破ったコリンチャンスが、敵地で勝利をおさめた。 デポルティーボ・カリは、リベルタドーレスにも複数回出場しているコロンビアの雄。昨年の国内リーグではFWウーゴ・ローダジェッガを擁して優勝を果たした。ところが、そのローダジェッガをメキシコリーグに放出して攻撃力が低下。この日はゴール前までボールを運んだものの、最後の詰めが甘く、さらにはセンターバックの退場で劣勢になり、敗れた。勝利につながる確かな要素が求められる。 対するコリンチャンスも、この日は攻めあぐねる場面が多かった。とくに前半は前線と中盤の連携が思うようにいかなかった。MFホジェールとFWハファエウ・モウラを投入した後半は多少息を吹き返した感もあったが、相手の堅守にゴールを妨げられていた。ベストメンバーで臨んだわりには、いまひとつの内容だった。ゴールを決めたのは、テベスでもニウマールでもなく、大一番で仕事をこなすMFヒカルジーニョだった。同選手の巧技がなければ、勝てていなかったかもしれない。 写真; 84分に貴重な1点を決めたMFヒカルジーニョ ( コリンチャンス ) 。
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