Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜 2,800mを克服。ベレス、高地キトで快勝!
グループ5 第1節 リーガ・デ・キト 1-3 ベレス・サルスフィエール
コッパ・リベルタドーレスは、2月7〜9日にグループリーグ第1節が行われた。エクアドルの首都キトのエスターディオ・カサブランカで行われたグループ5の リーガ・デ・キト×ベレス・サルスフィエール は、MFレアンドロ・グラシアンらのゴールなどでベレスが敵地で快勝した。 ベレスの選手たちの肺の強さが、高地特有の薄い酸素を克服した。試合は、36分にMFレアンドロ・ソモーサが逆サイドからのクロスに合わせてアウェイのベレスが先制。後半に同点とされるも、FWルーカス・マルティン・カストロマンの巧みなフェイントから生まれたチャンスをMFレアンドロ・グラシアンが決めて再び勝ち越したベレス。彼らは84分にもFWローランド・サラーテのゴールでトドメを刺し、3-1 で勝利した。 リーガ・デ・キトは、MFエディソン・メンデスやDFジオバンニ・エスピノーサら自国の代表選手を数多く抱えるエクアドルの強豪。昨年のコッパ・リベルタドーレスでは「死のグループ」と言われたグループ2を2位で通過している。標高2,800mの高地でのホームゲームということもあり、この日はキトの絶対優位と思われた。しかし、結果は敗北。MFパトリッシオ・ウルティアのゴールも報われず、初戦でつまづいたのは痛い。 対するベレス・サルスフィエールは、チーム全体のバランスで相手を上回った。ロリー&カストロマンの2トップを軸に攻撃が機能し、ボール支配率でも相手に優った。キトの薄い酸素をもろともせず、最後まで気を抜くことなく戦ったことが勝利につながった。国内リーグとの過密スケジュールが唯一の不安要素だが、今のベレスはチームとして非常に良い状態にある。 写真; 36分に先制点をあげたMFレアンドロ・ソモーサ ( 写真中央 ) に駆け寄るベレスの選手たち。
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