前期 第１節　アメリカ・デ・カリ　0-3　デポルティーボ・デ・カリ

　コッパ・ムスタングと称されているコロンビア１部リーグは2月5日に前期リーグが開幕。各地で試合が行われた。注目は、カリで人気を二分する両雄同志の対決 ( クラシコ ) だった。アメリカ・デ・カリ×デポルティーボ・デ・カリ の一戦は、FWエルナンド・パティーニョのゴールなどで 3-0 とデポルティーボ・デ・カリが大勝した。

　両者とも、コッパ・リベルタドーレス出場経験のある強豪だが、実力ではデポルティーボ・デ・カリのほうがはるかに上回っている。昨年、FWウーゴ・ローダジェッガを擁してリーグ制覇を成し遂げたデポルティーボ・デ・カリは、彼の抜けた穴をエルナンド・パティーニョがしっかり埋めている。彼らはもうしばらくコロンビアで強さを誇示しそうだ。

　対するアメリカ・デ・カリだが、昨年のコッパ・リベルタドーレスでは予備戦から３連勝を飾りながら、グループリーグ最終節でアトレチコ・パラナエンセ ( ブラジル ) に順位を逆転される不運に遭遇。以後、南米の表舞台には顔を出せていない。名門復活を望むファンの声は少なくないが、何らかの打開策がないと復活は見えてこないような気がする。