Campeonato Paulista 2006 -サンパウロ州選手権- ルシェンブルゴもまだ粘る。サントス、辛勝で優勝戦線に踏みとどまる。
第11節 サントス 1-0 ヒオ・ブランコ
サンパウロ州選手権は、2月25〜26日に第11節が行われた。サントスのビラ・ベウミーロで行われた サントス×ヒオ・ブランコ は、FWジェイウソンのあげた1点を守りきったサントスが勝ち点3をつみあげ、優勝戦線に踏みとどまった。 試合は、サントスが攻め、ヒオ・ブランコが守るシーンの連続だった。5分にMFクレーベル・サンターナのシュートに端を発したサントスの決定機は、その後もDFホナウド・ギアーロ、FWマグヌンと立て続けに続いた。この波状攻撃が実ったのは18分。ペナルティエリア内でボールを受けたMFホドリーゴ・タバタが右足でシュートを放った。ボールはクロスバーを叩いて跳ね返ったが、リバウンドをFWジェイウソンが処理してサントスが先制。結局この1点が決勝点となり、サントスが勝利をおさめた。 "攻撃は最大の防御"のポリシーをもつルシェンブルゴの思想が如実に表れていた。サントスは、若手のFWマグヌンを抜擢し、前節までトップだったホドリーゴ・タバタを中盤に下げた。これが2列目からの攻撃参加を可能とし、ホドリーゴ・タバタだけでなく、クレーベル・サンターナやクレーベルらも積極的に前線に飛び出すシーンが生まれていった。またサイドバックも果敢に攻撃に参加することで相手のサイドを上げさせず、相手に攻撃の形をつくらせなかった。ルシェンブルゴは断じて首位の座を諦めてはいないようだ。
写真右上; 漁夫の利のゴールでチームを勝利へと導いたFWジェイウソン ( サントス ) 。
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