Campeonato Paulista 2006 -サンパウロ州選手権- ダークホースに土つけり。パウメイラス、首位戦線に返り咲き。
第11節 ノロエスチ 1-3 パウメイラス
サンパウロ州選手権は、2月25〜26日に第11節が行われた。サンパウロ州バウルーのエスタジオ・アウフレッド・ジ・カスチーリョで行われた ノロエスチ×パウメイラス は、FWワシントンのゴールなどでパウメイラスが勝利。結果、パウメイラスはサンパウロと勝ち点で並んだが、消化試合数の1つ少ないパウメイラスが実質的には首位に返り咲いた。 試合は、自信を取り戻したパウメイラスの一方的な内容だった。開始早々の1分、サイドに流れたFWエジムンドのクロスにMFヒカルジーニョが合わせていきなり先制したパウメイラスは、14分にはMFコヘーアの間接フリーキックにDFドウグラスが頭で合わせてリードを広げた。ノロエスチはFWレアンドリーニョが1点を返して食い下がったが、パウメイラスは68分にも追加点を奪取して勝負を決定づけた。 パウメイラスは、サンパウロとのクラシコで負けてから勝てなくなった時期があった。しかし、前節サンカエターノ戦の勝利でチームは息を吹き返した。この日の彼らには開幕当初の勢いも感じられた。チームも安定感に優れている。他軍に明け渡した単独首位の座は、再びパウメイラスのものになりつつある。 ノロエスチは、第1節でコリンチャンスを下す最高の開幕を迎え、その勢いをそのまま持続させて一時はパウメイラスと熾烈な首位争いを演じていた。今年のダークホースとして注目が集まり、彼らの戦いぶりに世間もまた注目を集めた。順位表を見ても、サンパウロやコリンチャンスなど強豪どころがひしめく上位に堂々と名を連ねている。この日は負けてしまったが、格下相手にとりこぼしをしなければ、まだまだ優勝戦線に残る可能性もあるはずだ。見限るタイミングは、今ではない。 写真; 前節2点を決めたFWエニウトン ( パウメイラス ) は、ゴールこそなかったが前線で献身的にプレイした。
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