Campeonato Paulista 2006 〜サンパウロ州選手権〜 ムリシ・ハマーリョとクラブとの関係は良好。サンパウロ、首位戦線へ。
第9節 ポルトゥゲーザ・サンチスタ 0-5 サンパウロ
サンパウロ州選手権は、2月11〜12日に第9節が行われた。サントスのビラ・ベウミーロで行われた ポルトゥゲーザ・サンチスタ×サンパウロ は、MFダニーロの2点などを含め大量5点を奪ったサンパウロが大勝。連勝で5位に浮上し、首位を射程圏内にとらえた。 試合は、サンパウロのワンサイドゲームになった。19分にMFダニーロのクロスをFWアレックス・ジーアスが頭で流すと、最後はFWチアーゴが決めて。その後もサンパウロは、33分にMFダニーロが押し込むと、45分にはDFファボンも決めて、前半で 3-0 と試合をほぼ決定づけた。後半にも2点を加えたサンパウロは、ポルトゥゲーザ・サンチスタに何もさせず大勝した。 サンパウロは、今の好調さを思わせる堅実な戦いをみせつけた。ムリシ・ハマーリョ監督は就任当初、インテルナシオナウ時代に成功していた 4-4-2 をサンパウロにも採用する意向を示していたが、サンパウロには 3-5-2 が合っていることに気づいた。結局は、監督の描く戦術が選手に浸透していればフォーメーションの変更など不要なのである。ムリシ・ハマーリョはチームに溶け込み、GKホジェーリオ・セーニは戦列に復帰。明るい兆しを力に変えて連勝中のサンパウロ。今、おそらく同州で最も勢いのある集団だ。 写真; この日2点と大活躍のMFダニーロ。サンパウロの10番が今最も似合う男だ。右はFWアレックス・ジーアス。
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