Campeonato Paulista 2006 〜サンパウロ州選手権〜 ベルドンの勢いは失速? それでも首位に返り咲く。
第8節 グアラニー 1-1 パウメイラス
サンパウロ州選手権は、2月8〜9日に第8節が行われた。サンパウロ州カンピーナスのエスタジオ・ブリンコ・ジ・オウロで行われた グアラニー×パウメイラス は、両者ともにあと1点が取れずに仲良く勝ち点1ずつを分け合った。 試合は、互いに詰めの甘い気だるさの感じられる内容だった。開始早々はMFアデイウソンが枠内にシュートを飛ばすなどグアラニーの勢いが目に付いたものの、その後は両者ともにリスクを冒さぬ戦術に没頭。中盤でひたすらボールをまわす、つまらない展開が続いた。試合は後半に動いた。48分、左に流れたFWエジムンドのクロスにFWワシントンが合わせてパウメイラスが先制。ところが、再度つまらない展開が続くと、65分にコーナーキックからFWファビアーノがゴール左に蹴りこんでグアラニーが同点に追いついた。試合はそのまま 1-1 で終了した。 パウメイラスは、先のサンパウロ戦で今季初黒星を喫し、今季の全勝記録も7でストップした。あの敗戦から内部分裂も起こり始めたとの噂まで広がるパウメイラスにとっては、ここで勝っておくことで示しをつけたかったはずだ。しかし、先制しながら追いつかれての引き分けに終わっている。負けた前節の余波は、まだチームに暗い影を落としているようだ。 それでも、首位ノロエスチが負けたことで勝ち点で並び、わずか4日で再び首位に返り咲いたパウメイラス。次節は、ホームのパルケ・アンタルチカでブラガンチーノと対戦する。全勝軍団と呼ばれたベルドンの真価は、ここで問われる。 写真; 局面を打開しようとドリブルするFWワシントン ( パウメイラス ) 。
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