Campeonato Paulista 2006 〜サンパウロ州選手権〜 全勝軍団に訪れた敗北の二文字。新生サンパウロがクラシコを制す。
第7節 サンパウロ 4-2 パウメイラス
サンパウロ州選手権は、2月4〜5日に第7節が行われた。サンパウロのモルンビーで行われた「クラシコ」 サンパウロ×パウメイラス は、途中出場のFWチアーゴの2ゴールなどでサンパウロが快勝。2006年を全戦全勝と絶好調だったパウメイラスはここで今季1敗目を喫した。 試合は、顔ぶれの変わったサンパウロが主導権を握った。積極的な攻撃を何度も仕掛けたサンパウロは、44分にFWアレックス・ジーアスの折り返しをMFダニーロがグラウンダーのシュートでゴールに突き刺して先制した。 後半を優位に迎えることができたサンパウロは68分、コーナーキックからのこぼれ球を途中出場のFWチアーゴが蹴りこんで追加点を奪取した。パウメイラスも反撃に転じ、76分、88分とゴールを重ねたが、サンパウロも同様にゴールを重ね、90分のMFミネイロのシュートで試合を決定づけた。 サンパウロは、前線にアロイージオの相方としてアレックス・ジーアスを並べ、3バックの一角にはアンドレ・ジーアスと、獲得したばかりの新戦力を積極的に起用。ムリシ・ハマーリョの采配が見事に的中し、最高の結果をもたらした。今季全勝だったパウメイラスを破ったことで今後波に乗って連勝する可能性もおおいにありうる。次節以降の彼らに期待大だ。 対するパウメイラスは、今季初の敗北。しかもそれを負けたくないクラシコで喫してしまった。リベルタドーレスの予備戦でベネズエラまで遠征した疲れが多少残っていたこともあり、ベストメンバーで臨んだもののあえなく4失点で崩れた。消化試合数が1つ少ないが、首位の座をノロエスチに奪われたパウメイラス。リベルタドーレスと並行して戦わなければならないこれからが正念場であろう。
写真右上; GKホジェーリオ・セーニの代役のGKボスコを筆頭に、この日のサンパウロの守備は安定していた。
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