Campeonato Carioca 2006 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜 9年越しの栄冠! ボタフォゴが前期グアナバーラ杯王者に輝く。
前期グアナバーラ杯 決勝 ボタフォゴ 3-1 アメリカRJ
リオ・デ・ジャネイロ州選手権は、2月12日に前期グアナバーラ杯の決勝が行われた。リオ・デ・ジャネイロのマラカナンで行われた ボタフォゴ×アメリカRJ は、後半に3点を奪ったボタフォゴが勝利し、前期グアナバーラ杯の王座に輝いた。 この試合で先制したのはアメリカRJだった。15分、DFマシエウの放ったシュートをGKマシュがファンブルすると、そこにFWホベルチが詰めて均衡を破った。その後もしばらくはアメリカRJが主導権を握り、ボタフォゴは攻めあぐねていた。ところが、劣勢だったボタフォゴは後半に入って攻勢に転じると、57分にコーナーキックからDFシェイジが頭で押し込んで同点に追いつく。これで勢いにのったボタフォゴは、67分にFWドドーがゴールを決めて逆転に成功。78分にはMFゼ・ホベルトのゴールでトドメを刺した。 ボタフォゴは、フルミネンセやフラメンゴ、バスコに並ぶ同州の名門。昨年上半期に指揮を執っていたペリクレス・シャムスカ監督の就任が契機となり、かつての強さを取り戻した。この前期グアナバーラ杯では、同州ビッグ4の中で唯一グループリーグを突破し、そのプライドを保持。そして決勝でも勝利して優勝を飾った。ボタフォゴの前期優勝は1997年以来実に9年ぶりの快挙であり、チームやファンの喜びの大きさは計り知れない。 対するアメリカRJは、FWホマーリオの実父エデバイル氏ら熱狂的なファンを抱える名門。彼らの存在はボタフォゴらほど有名ではないが、現在就任しているジョルジーニョ ( 元ブラジル代表 ) 監督の存在で、一躍注目されるようになった。1960年と1974年に前期グアナバーラ杯で優勝を果たしている同軍だが、22年越しの悲願はあと一歩のところで消えてしまった。前半よく効いていたMFブルーノ・ラザローニの退場が痛かった。
写真右上; 3-1 でアメリカRJを下し、前期グアナバーラ杯の優勝トロフィーを掲げるキャプテンのDFシェイジ ( ボタフォゴ ) 。
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