Campeonato Carioca 2006 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜 40年目の1ゴールも勝利ならず。バスコ、グループリーグ敗退。
前期グアナバーラ杯 第5節
フリブルゲンセ 1-1 バスコ・ダ・ガマ リオ・デ・ジャネイロ州選手権の前期グアナバーラ杯は、2月1〜2日に第5節が行われた。リオ・デ・ジャネイロのエスタジオ・エドゥアルド・ギンレーで行われた フリブルゲンセ×バスコ・ダ・ガマ は、終盤に1点ずつを取り合って引き分けた。この結果、バスコ・ダ・ガマはグループ敗退が決定した。 試合は、最後に互いの執念が垣間見えた。序盤はフリブルゲンセが何度かゴール前までボールを運んだが、前線が決定機をことごとくはずして先制点を奪うには至らず。対するバスコは、36分にようやく最初の決定機を迎えたがMFアベージのシュートは相手キーパーの正面に落ち着いた。 後半も詰めの甘い攻めが続き、0-0 のまま迎えた終盤にゴールネットが揺れた。87分、ゴール前にボールが運ばれたところに左サイドバックのDFニウがフリーでシュートを決めて、フリブルゲンセが先制した。ところが後半ロスタイムにバスコはPKを獲得。これをFWホマーリオが決めて同点とするも、試合はそこでタイムアップを迎えた。 この日バスコ・ダ・ガマには3点差以上での勝利が必要だった。それが達成されなければ、前期グアナバーラ杯でのグループリーグ敗退が確定するからだった。ゴールが欲しいヘナット・ガウーショ監督 ( バスコ ) は、ハーフタイムに調子の悪いFWオズマールに代えてFWハファエウを投入。3トップでゴールの量産を狙ったが、これも功を奏さなかった。 この日の結果を最も悔しがったのは、FWホマーリオ ( バスコ ) だった。生涯1,000ゴールを目指す同選手の、ゴールへの執念は昨年よりも顕著である。グループ敗退が確定すると準決勝や決勝の試合が組まれなくなり、公式戦の数もおのずと減ってしまう。「敗退のせいでゴール数を積み上げる機会を減らされるのは御免だ」と言わんばかりに気を吐いていたホマーリオは、先月29日の誕生日から3日明けたこの日、40年目の最初のゴールを記録した。しかしながら、グループで4位に甘んじたため準決勝への道が絶たれたバスコ。ホマーリオの次の公式戦は、後期リオ杯までお預けとなるのか。 写真; PKを決めた直後にダッシュ。自分の蹴ったボールを自ら拾うFWホマーリオ ( バスコ・ダ・ガマ ) 。
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