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Campeonato Paulista 2006 〜サンパウロ州選手権〜

ルシェンブルゴの、やっぱり欲しいあの選手。

 先のサンパウロ州選手権でポルトゥゲーザ・サンチスタ相手に惜敗したサントスが、再びあの選手の獲得に向けて交渉を開始することがわかった。その選手は、言わずもがなFWバグネール・ラブだ。

 バグネール・ラブは、当時全国選手権で2部にいた2003年のパウメイラスで持ち前の得点力をいかんなく発揮。ゴールを量産して、パウメイラスの1部返り咲きの原動力として一躍脚光を浴びた。2004年半ばにCSKAモスクワ ( ロシア ) へと旅立つと、2005年5月のUEFAカップ決勝でもゴールを決めてチームの優勝に貢献している。

 ブラジルでは今もなおバグネール・ラブを欲しがるクラブが後を絶たず、コリンチャンスを筆頭に、古巣のパウメイラス、サンパウロ、ボタフォゴ、フラメンゴと名だたる名門が獲得に名乗りをあげてきた。サントスもそのうちのひとつだったが、いずれも CSKA 側が放出を拒否したため、交渉が成立したクラブは まだない。

 ルシェンブルゴ率いるサントスは今、若手のFWジョナス以外に頼れるストライカーがおらず、選手起用にも日々工面せざるを得ない状況が続いている。前線が充実しているコリンチャンス、サンパウロ、パウメイラスらとはお家事情が異なるのだ。
 現在移籍市場が閉鎖中の欧州サッカー界。バグネール・ラブとの交渉が成立するのは早くてもワールドカップ期間中になりそうだ。ルシェンブルゴの、そしてサントスの願いは叶うのか。サントスは水面下で交渉のための準備を進める模様だ。

2006年2月8日
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