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Campeonato Paulista 2006 〜サンパウロ州選手権〜

鳴り始めた不協和音。ホジネイが不満を口にする。

 MFヒカルジーニョ ( ブラジル代表 ) の加入によって選手層がさらに厚くなったコリンチャンス。新戦力が即戦力として採用されれば、当然の流れとして、それまで主力として活躍した一部の選手が追いやられる。今回のコリンチャンスでは、MFホジネイがそれに該当しつつある。そして、ホジネイから不満が出た。

 昨年のブラジル全国選手権で台頭してチームの優勝に貢献したホジネイは、先の州選手権第5節でスタメン出場を果たしたが、後半途中にMFカルロス・アウベルトと交代させられた。この一件が、ホジネイに不満を与えてしまったようだ。

 ホジネイは「監督の戦術は尊重するけど、ぼくは調子が悪かったわけではないのにベンチに下げられた。これは必然の采配とは思えない」と述べている。ホジネイはこの試合で4点のうち2点に絡むラストパスを供給している。2アシストの選手が下げられたのだから、ホジネイの言い分はわからなくもない。

 対するアントーニオ・ロペス監督は、試合途中にホジネイを退けた理由について「彼は何かプレイに問題があったわけではなかった。90分プレイさせてもよかったが、彼が疲れているのが明らかだったから交代させただけだ」と語った。ちなみに、ホジネイに代わって入ったMFカルロス・アウベルトは、87分に1点をあげている。同監督の采配が間違っていたとは思えない。

 選手層の厚いチームほど、こうした意見は今後も聞かれるに違いない。ホジネイの発言は、何らかの形で解消を見るのだろうか。

2006年2月1日
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