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Campeonato Carioca 2006 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜

ジナミッチ、ホマーリオの1000ゴール計画を批判。

 かつて現役時代にバスコ・ダ・ガマで活躍し、今もなおバスカーナ ( バスコ・ダ・ガマのサポーター ) に愛され続けている英雄ホベルト・ジナミッチが、ホマーリオの1,000ゴール計画を真っ向から批判した。

 現在、ホマーリオは、ペレに続く現役1,000ゴールを達成すべく、既定の公式戦以外にも親善試合などを数多くセッティングして、ゴールの機会を増やさんと躍起になっている。ところが、ホマーリオのこのやり方と、それを全面支援するクラブの両方に向けて批判した男がいた。それが、現役時代に通算698ゴールを記録したバスコ・ダ・ガマの英雄ホベルト・ジナミッチだった。

 ジナミッチは「ホマーリオは天性のストライカーで、彼のゴールセンスは見事としか言いようがない。40歳の今もなお現役を続けている点は尊敬に値するし、現役のうちに1,000ゴールを目指すという目標を掲げることも否定はしない。だが、それを達成させるために規定外の試合をいくつも組み、格下相手にゴールを量産しようとするやり方には正当性が感じられない。本当に現役1,000ゴールを達成したいと思うのなら、州選手権やブラジレイロンなど"明確な公式戦"で記録を伸ばすべきだ。ゴール数を増やすための親善試合であげた得点を記録に追加するのは、正しくない」と、独自の持論を展開している。

 ジーコ日本代表監督とも深い交流のあるホベルト・ジナミッチ。彼の息子ホドリーゴ・ジナミッチもまた現役のサッカー選手だが、同選手は現在13年目で公式記録は200ゴールを超えている。充分に評価される数字だが、それをはるかにしのぐホマーリオの953ゴールという記録は十二分に賞賛される数字だ。
 格下相手の親善試合を頻繁に用意しては、質も問わず"ゴール"という数字だけにこだわり「4ケタの大台」を達成させるか。それとも、たとえ4ケタに届かなくとも、規定内の公式戦だけで真面目に取り組むか。ホマーリオは前者を選択しているが、ジナミッチの思いは後者のようだ。
 ホマーリオの1,000ゴール計画に対する反応は、様々である。

2006年2月13日
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