ジーコ日本代表監督の古巣としても知られるリオ・デ・ジャネイロ州の名門フラメンゴが、FWヒバウド ( 元ブラジル代表 ) に強い関心を寄せていることが判明。グレーミオとの争奪戦に名乗りをあげる見込みだ。

　フラメンゴは、つい最近FWルイゾンを獲得したばかり。ブラジルでの話題を独占できたことを良く思ったか、今度はヒバウド獲得の意志を示して自分たちへの注目をさらに高めようとしている、と現地の評論家は語っている。

　現在33歳のヒバウドは、バルセロナを初めとして長い間ヨーロッパでプレイ。一時、母国凱旋を果たした2003年にクルゼイロでプレイしたが、クルゼイロは優勝したこのとき主力として活躍したのはMFアレックス ( フェネルバフチェ / ブラジル代表 ) 。ヒバウドの出場機会は限られていた。当時のルシェンブルゴ監督とソリが合わずに失敗したことがいまだに尾を引いているようで、ヒバウド自身はブラジルのクラブへの移籍に難色を示しているという。それが、グレーミオ移籍の噂の否定につながったとの見方も強い。

　グレーミオにフラメンゴ。かつての強豪がこぞって欲しがるかつての逸材だが、ヒバウドがブラジルに還る可能性はあるのか。選手本人の気持ちを無視して、噂ばかりが先行しすぎではないか。