昨年９月に左足を骨折し治療に専念していたMFハビエル・マスチェラーノ ( コリンチャンス ) が、来月早々にも戦列に復帰する可能性が高まってきた。

　ハビエル・マスチェラーノは、リーベル・プレート ( アルゼンチン ) でMFルイス・ゴンサーレス ( 現FCポルト ) らとともに活躍した選手。典型的なボランチで、代表ではMFエステバン・カンビアッソの後釜と言われる逸材である。昨年、ブラジルのコリンチャンスに移籍して即レギュラーの座をつかんだが、試合中に負傷して左足を骨折。入院を余儀なくされ、代表からも遠ざかっていた。

　昨年11月に復帰できるとされた当初の予測が延びに延び、いまだ戦列復帰を果たせていないマスチェラーノだが、先日ボールを使ったトレーニングを始めたことがわかった。骨や筋肉の状態に異常もなく、あとはコンディションを調整すれば何の問題もないという。
　トレーニングを終えたマスチェラーノは、地元ラジオ局の取材に対して次のように語っている。「ボールを蹴れるまで回復できたことが素直に嬉しい。あとは、走りこみをして体をつくるつもり」

　アルゼンチン代表の一員になり、ワールドカップに出るために、誰よりもマスチェラーノ自身が復帰を心待ちにしている。復帰の予定は３月上旬。州選手権とリベルタドーレスを戦うコリンチャンスに、頼もしい選手が帰ってくる。