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Campeonato Carioca 2006 〜リオ・デ・ジャネイロ州選手権〜

神様扱いを嫌うジョルジーニョ

 アメリカRJのジョルジーニョ監督が、騒ぎ立てる周囲の声に少々うんざりしているという。

 ジョルジーニョは1994年ワールドカップで活躍した元ブラジル代表の右サイドバック。1995年からは鹿島アントラーズでボランチとしても才能を存分に発揮した。そして2005年10月にアメリカRJで監督としてのキャリアもスタートさせている。

 同氏率いるアメリカRJは、現在行われているリオ・デ・ジャネイロ州選手権前期グアナバーラ杯で決勝へとコマを進めた。この結果に興奮した同クラブのサポーターが、「勝ち上がれたのはジョルジーニョのおかげだ。彼は神様だ!」と騒ぎ立てたことから、ジョルジーニョを神にまつりたてる事態にまで発展した。

 ジョルジーニョは「私はクリスチャンで神の言葉が道であると思っている。だが、私はイエスではなく、クラブチームの監督だ。だから私をイエスのようにまつりあげるのはやめてほしい」と語り、少々うんざりしているようだ。

 頂上決戦の相手は名門ボタフォゴで、下馬評ではアメリカRJに勝機が見当たらない。だが、アメリカRJが100%勝てないとも言い切れない。
 もしアメリカRJがボタフォゴを倒す可能性があるとするなら、それは神様の仕業でも何でもなく、監督の頭脳によるものだ。神様はいない。指揮しているのはジョルジーニョである。

2006年2月6日
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