インテルナシオナウで活躍するDFエウデル・グランジャに、サントスからオファーが届いていたことが判明。ところが、当の本人はラジオ放送でオファーを知ったらしく、それまでその話を知らなかった。

　サントスからのオファーについては、エウデル・グランジャの代理人であるルイス・アウベルト・アラウージョが、ポルト・アレグレのラジオ局ラジオ・バンデイランテスの取材に応じた際に明らかにした。ところが、その話を知らなかったエウデル・グランジャ自身は、放送を聴いて驚いたという。「何も聞いてないから、サントスのオファーも全然知らない。代理人に真意を確かめてみないと」と困惑気味だった。

　エウデル・グランジャは先の州選手権での試合中に猥褻なパフォーマンスをみせてしまい、現在インテルナシオナウのサポーターから野次られている。周囲では、この一件が移籍話にまで発展したのではないかとの見方が強い。

　移籍か残留かで困惑するエウデル・グランジャだが、インテルナシオナウのフェルナンド・カルバーリョ会長は、サントスからのオファーに応じないことを強調した。
　「我々はエウデル・グランジャを手放すつもりはない。コッパ・リベルタドーレスを戦う上でも、彼は重要な選手だから」

　突発的な発言をした代理人、それを知らなかった本人、猥褻演技を野次るサポーター、オファーを拒否するつもりの会長。この移籍話には様々な要素が複雑にからんでいるようだ。