2004年10月に左膝を壊して長期間戦列を離れていたFWダゴベルト ( 元U-21ブラジル代表 ) が、週末のパラナー州選手権で戦列に復帰する可能性が高まっている。

　ダゴベルトは、U-21ブラジル代表で活躍したドリブラー。相手の裏を突く巧妙なフェイントから「天才」と呼ばれたブラジル屈指の逸材だった。ところが、2004年10月のブラジル全国選手権で試合中に左膝を負傷し、ピッチに崩れた。これが、ダゴベルトの試合中の最後の姿になった。昨年8月頃にも戦列復帰の噂が飛び交ったが、膝の回復が遅く、復帰が見送られている。
　そのダゴベルトが先月からチームの練習に合流。ボールを使ってのトレーニングも始まっており、そこでダゴベルトはドリブルもこなすなど順調な回復ぶりをみせたという。

　記者団の取材に対してダゴベルトは、「今日のトレーニングは密度の濃い内容だった。膝の状態も悪くないから試合にも出られるかもしれない。マテウス監督の判断次第だけど、膝の状態が変わらず良い状態であれば週末の試合にも出たいね」と話している。

　2月5日、対ガロ・マリンガ戦でダゴベルトの勇姿は見られるのか。

　写真；　2004年10月17日、ブラジル全国選手権の対パラナー戦で左ひざを痛めてピッチに倒れたMFダゴベルト ( アトレチコ・パラナエンセ ) 。