Primera Liga Argentina 2005/2006 Clausura 〜アルゼンチン1部リーグ〜 シメオネも呆然。 ラシン、「二軍」のベレス相手に完敗。
後期 第4節 ラシン・クルブ 0-2 ベレス・サルスフィエール
アルゼンチン1部リーグは、2月11〜12日に後期第4節が行われた。ブエノスアイレス・アベジャネーダ地区のエスターディオ・プテ・ペロンで行われた ラシン・クルブ×ベレス・サルスフィエール は、FWローランド・サラーテの弟のFWマウロ・サラーテのゴールなどでベレスが勝ち点3をものにした。 試合は、両者の調子の良し悪しがそのまま結果になって表れた。序盤から効率よくボールをまわしたベレス・サルスフィエールは、前線の裏に抜け出したFWマウロ・サラーテが先制ゴールを決めると、前半ロスタイムにはMFダリオ・オカンポがゴールを決めて2点のリードを奪った。後半も相手の好きにさせることなく、ベレスが勝利をおさめた。 ラシン・クルブは、著しい不調から全く抜け出せていない。4試合を終えて勝ち点はわずか1。順位も19位と低迷のどん底にある。つい先日、MFシメオネが監督に就任することが発表されたばかりだが、彼の指揮は今月下旬まで待たなければならない。現在、選手として出場しているシメオネも呆れるしかなかったこの試合。シメオネの監督就任だけで、ラシンの復活はありうるのか。早急な対策が必要だが…。 対するベレス・サルスフィエールは、主力を温存しながらも着実に勝ち点3を得た。コッパ・リベルタドーレスを2日後に控え、ロリー ( ローランド・サラーテ ) やカストロマンらをベンチ要員にした。この余裕ぶりに、現在のベレスの好調さが垣間見える。ロリーの弟FWマウロ・サラーテもスタメン起用に応える活躍でチームに貢献しており、今の調子はしばらく続くと思われる。 写真; 試合後、呆然とした表情でスコアボードを見るMFディエーゴ・パブロ・シメオネ ( 写真中央 ) 。
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