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Primera Liga Mexicana 2005-2006 Clausura 〜メキシコ1部リーグ〜

モンテレイに吹き荒れる「南米の風」とローダジェッガへの強い期待

 先日モンテレイに加入し、メキシコ入りしたFWウーゴ・ローダジェッガ ( U-20コロンビア代表 ) に関する特集記事が、現地では早くも巷に出回っている。

 先の前期リーグを2位で、優勝にあと一歩手が届かなかったモンテレイのサポーターにとって、愛するクラブのリーグ優勝は悲願そのもの。それを現実に変えるための「使者」として呼ばれた助っ人が、ウーゴ・ローダジェッガなのである。

 ローダジェッガの存在はすでにメキシコ国内でも広く知られているようで、新聞では「コロンビアが誇る至宝」「バルデラーマと肩を並べられるほどの逸材」という見出しが大々的に出ているほどであった。
 このような扱いは、さぞかしローダジェッガにとって重圧となるに違いないと思われたが、当の本人は淡々としており、地元メディアにも次のように答えている。

 「ぼくは20歳だからまだ若造だけど、一流の選手と同等の仕事はできると思ってるよ。FWにとって至福の瞬間はゴールだし、ぼくはゴールを決めるのが大好きなんだ。メキシコでもいっぱいゴールを決めてやるからね。モンテレイで期待されていることも、重圧にはならないよ。逆にわくわくするね」

 U-20南米選手権で堂々の世界デビューを果たし、そしてデポルティーボ・デ・カリではスダメリカーナと国内リーグの両方で結果を出してきた、生粋の点取り屋であるローダジェッガ。彼は、心臓もまた早熟のようだ。

 ところで、モンテレイはすでに2人の南米出身選手を獲得している。FWレイナルド・ナビア ( チリ ) 、FWガストン・フェルナンデス ( アルゼンチン ) 。さらに、メキシコ国内からもFWアントーニオ・デ・ニグーリス ( メキシコ ) を獲得しており、ローダジェッガと言えども、レギュラーが保障されているわけではないのが実情だ。誰が生き残るのかも見所のひとつである。

 前線に4つの新しい血を"輸血"したモンテレイ。後期リーグの制覇へ向けて、期は熟したか。

2006年1月19日
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