Copa TOYOTA Libertadores 2006 〜コッパ・リベルタドーレス〜 リベルタドーレス開幕! "堅実な"ダークホースがチリで大暴れ。
予備戦 1st.Leg コロコロ 1-3 チーバス・デ・グアダラハーラ
中南米の最強クラブを決める大会コッパ・リベルタドーレスは、1月24日に予備戦を以って2006年のシーズンが開幕。1月24〜26日に予備戦の 1st.Leg が行われた。チリの首都サンティアーゴのエスターディオ・モニュメンタルで行われた コロコロ×チーバス・デ・グアダラハーラ は、FWオマール・ブラーボの2ゴールなどで3点を奪取したチーバスがアウェイで快勝した。 試合は、終始チーバスのペースだった。35分にFWオマール・ブラーボがMFマヌエル・ソルのクロスに合わせて先制点を奪うと、後半ロスタイムにはMFラモン・モラーレスがPKで2点目をマークした。後半に入っても試合に集中できていたチーバスは、52分にFWオマール・ブラーボが低めのクロスにうまく反応してトドメをさした。 コロコロにとって最悪の結果が待っていた。ホームで敗れたこと以上に、相手に3ゴールも与えてしまったからだ。アウェイゴール・ルールの試合ではホームでの失点は致命傷につながるのだが、この日の彼らは守備ラインの統率がスムーズにとれずに隙を与えてしまった。次節、勝利が絶対条件のコロコロだが、2-0 などのスコアではダメだ。PK戦に望みをつなぐ 3-1 が最低ラインとなるが、3点差以上で勝ちに行く姿勢がなければ正直きびしいだろう。 片や、1-3 で勝利したチーバスは次節が非常に戦いやすくなったに違いない。アウェイゴール・ルールの特性上どう転ぶかはわからないが、安定度で相手を圧倒したこの日のチーバスなら、ホームでの敗戦はまずありえないと考えるのが妥当であろう。昨年ベスト4に入った"堅実なダークホース"は、今年も暴れそうな予感を漂わせている。 写真; 52分、試合を決定づけるゴールを決めたFWオマール・ブラーボ ( チーバス・デ・グアダラハーラ ) 。
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