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Seleccion de Colombia 〜コロンビア代表〜

ホセ・ルイス・チラベル、コロンビアに向かい代表編成に口出し。

 かつてパラグアイ代表不動のGKとして名を馳せ、現在は母国のオリンピアで監督を務めているホセ・ルイス・チラベル氏が、コロンビアのテレビ局に出演すべくボゴタ ( コロンビア ) に向かった。チラベルは、コロンビアのサッカー界に何か言いたいことがあったようだ。

 チラベルは、今年のワールドカップ出場権を逃したコロンビア代表のふがいなさを指摘。その矛先はやがて現監督や体制にまで及んだ。

 1990年イタリア大会から1998年のフランス大会まで3大会連続でワールドカップに出場したコロンビア代表。この時代にその中核を担っていたのは、「ピーベ ( スペイン語で赤ん坊の意 ) 」と呼ばれたカリスマ " カルロス・バルデラーマ " その人だった。そして、チラベルの主張にも、幾度となくバルデラーマの名前が登場する。

 チラベルはボゴタに着くやいなや、報道陣に向かってコメントを残した、「コロンビア代表監督に最適な人物は間違いなく " ピーベ (バルデラーマ)" だ。彼は1990年代の強かりしコロンビアのエースとして活躍したし、何よりもあのカリスマ性と強力な個性には、人を惹きつける何かがある、と私は思っている。ワールドカップ出場権を逃してしまった現在の代表が、なぜバルデラーマを監督に招聘しないのかが私にはわからない」。

 さらに、チラベルはテレビ番組内で「コロンビア代表に必要なのは、バルデラーマのような素晴らしい経験をもった選手の知恵だ。今はちょうどいい時期だし、バルデラーマを監督に招聘して2010年のワールドカップ予選に向けた準備を今からでも始めるべきだと思う」とまで発言した。

 カルロス・バルデラーマは、惜しまれながら現役を引退したのち、評論家としてテレビ出演するなど現場からは離れていた。チラベルの発言を受けてバルデラーマもまた、代表監督の就任要請があったときは前向きに検討すると語った。だが、当のコロンビア代表はレイナルド監督を解任する予定は今のところないという。

 チラベルと、コロンビア代表を応援するすべての人々の願いが届く日が待たれる。

2006年1月18日
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