Campeonato Paulista 2006 〜サンパウロ州選手権〜 欠点ゼロ。 偉大なる"ベルドン"、今季6戦全勝。
第5節 パウメイラス 4-0 ポルトゥゲーザ・サンチスタ
サンパウロ州選手権は、1月28〜29日に第5節が行われた。サンパウロのエスタジオ・パルケ・アンタルチカで行われた パウメイラス×ポルトゥゲーザ・サンチスタ は、MFヒカルジーニョの2ゴールなどでパウメイラスが快勝。開幕5連勝を飾り、州選手権では首位独走態勢に入った。 試合は、パウメイラスの完璧な試合運びが目についた。序盤からボール支配率で相手を圧倒したパウメイラスは33分、MFヒカルジーニョのロングシュートが決まって先制すると、60分と62分にFWエジムンド、MFマルシーニョと立て続けに追加点を奪った。72分にはGKホナウドのファンブルしたボールをMFヒカルジーニョが押し込んで、勝負を決した。ポルトゥゲーザ・サンチスタに何の仕事もさせない、パウメイラスのパウメイラスによる完璧な勝利だった。 開幕5連勝を飾った今季のパウメイラスは、さかのぼること10年前、当時のパウメイラスが1996年のサンパウロ州選手権で果たした開幕5連勝の記録に並んだ。ちなみに、当時パウメイラスを開幕5連勝に導いた監督は、あのバンデルレイ・ルシェンブルゴ。ブラジルでは今、ルシェンブルゴとレオンを比較した監督談義が熱いという。 今年はリベルタドーレスの予備戦も含めて公式戦6戦全勝と絶好調のパウメイラス。偉大なる"ベルドン"の快進撃は、まだまだ止まりそうにない。 ※ベルドン…パウメイラスの愛称。パウメイラスのチームカラーでもある「緑」は、ポルトガル語で verde ( ベルジ ) と読まれる。この単語の末尾に、「偉大な」「素晴らしい」「大きな」といった意味の ão をつけて verdão ( ベルドン : 正確な発音はベルダォンだが… ) という造語が生まれた。 写真; 72分、自身この日2点目となるゴールを決めたMFヒカルジーニョ ( 10番 ) は、DFダニエウと抱きつく。手前は元ゴイアスのDFパウロ・バイエル ( 2番 ) 。
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