Campeonato Paulista 2006 〜サンパウロ州選手権〜 テベスもニウマールも不発、グスターボ・ネーリは退場と全く良い所なし。
第1節 ノロエスチ 1-0 コリンチャンス
サンパウロ州選手権は、1月11日に開幕し、11日と12日に第1節が行われた。バウールのエスタジオ・アルフレッド・ジ・カスチーリョで行われた ノロエスチ×コリンチャンスは、MFルシアーノ・サントスのあげた1点を最後まで守りきったノロエスチが辛勝。優勝候補筆頭のコリンチャンスは開幕でいきなりつまづいた。 試合は、アウェイながらコリンチャンスが主導権を握ったが、37分にMFルシアーノ・サントスがミドルレンジからの直接フリーキックをゴール隅に突き刺す鮮やかなシュートでノロエスチが先制。追いかける立場となったコリンチャンスはその後攻勢に出たがゴールネットを揺らすことはできず、後半にはMFグスターボ・ネーリが2枚目の警告で退場するなど、いいところがないまま格下に敗れた。 ノロエスチは、昨年のサンパウロ州選手権2部で好成績をおさめて、今季1部に参入したばかり。そんなクラブがコリンチャンスを破ったことで、詰め掛けたサポーターのボルテージは上がり続けた。彼らの歓喜の大合唱は試合後もしばらく止まなかった。この勝利で自信をつけたノロエスチ。波に乗って勝ち星を増やすようだと、ダークホースにも充分なりうる。 一方、敗れたコリンチャンスは全く良いところがなかった。故郷アルゼンチンから戻ってきたFWテベスは振るわず、ニウマールは善戦したが最後の詰めが甘かった。後半にはDFウェスキリーに代えてFWハファエウ・モウラを投入し 4-3-3 の布陣に変更したが、MFグスターボ・ネーリの退場で万事休す。 昨年の州選手権でも開幕から3試合勝てなかったコリンチャンス。今年もまた同じ轍を踏むのだろうか。 写真右上; 得意のドリブルで相手を振り切ろうと必死のFWカルロス・テベス ( コリンチャンス / 写真左 ) 。
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